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マンション再建をめぐる対立『全壊判定』の感想

 本書は、地震で基礎杭が破断したマンションの再建をめぐる住民の対立を描いた小説である。エゴ剥き出しの住民は建て替えか補修かで凄惨な対立を繰り広げる。補修と比べてコストが大きくゴミも出るにもかかわらず、建て替えを優先する日本社会の傾向に一石を投じている。
 建て替え派にも補修派にも言い分はある。建て替え派にとっては、たとえ補修で直るとしても、一度壊れたマンションに居住することは気持ちのいいものではない。補修案には、欠陥住宅の売主や施工業者が補修で済まそうとすることと同じ安直さが見え隠れする。
 これに対し、補修派にも切実な思いがある。建て替えは莫大な費用負担が必要だが、二重ローンを組む余裕がない住民が少なくない。建て替えはマイホームを手放し出て行く住民が出ることを意味する。この補修派の切実な思いに対し、建て替え派は「貧乏人は出て行け」と言わんばかりの態度をとる。これには激しい怒りを覚えた。(林田力
東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った
(2009/07/18)
林田 力

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東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた著者(=原告)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。
裁判における当事者と裁判官の緊迫するやり取りを丹念に再現
個人が不誠実な大企業を相手に闘うドラマがある!
裁判と並行して明らかになった耐震強度偽装事件の余波や欠陥施工、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理にも言及し、深刻化を増すマンション問題の現実を明らかにする。
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テーマ : 東急リバブル東急不動産不買運動
ジャンル : 政治・経済

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