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呼吸器外し不起訴で忘れられた本人の意思2

 現実に高齢者虐待は各地で報道されている。高齢者を虐待するような家族は本人の意思に反しても延命治療を求めることはない。そこまでいかなくても、本人の尊厳やQuality of Lifeを考えた上ではなく、治療費負担や葬儀日程の都合から延命治療中止を求める可能性がある。それらが「家族の同意」によって正当化されてしまうことは恐ろしい。
 たとえ家族に悪意はなく、「苦しんでいるから早く楽にしてあげたい」という一見本人のことを考えた動機にも問題がある。そこでは「生の苦しみ」は想像できても、「死にいく苦しみ」を忘れているためである。
 射水市民病院麻野井英次院長は事件後に看護師達に以下のように語っている。「人間息ができないことほど苦しい状況はない。水におぼれる状態を想像してほしい。せめて心臓が動いている間くらいは酸素を送ってあげよう。生命活動を支える最も重要な物質である酸素だけは命のつきるまでは送り続けよう」(中島みち『尊厳死に尊厳はあるか ある呼吸器外し事件から』岩波書店、2007年、119頁)。
 日本では「闘病」という表現が象徴するように苦しみに耐えて頑張りぬくことを美徳とする傾向があった。モルヒネで痛みを緩和することまで不道徳なこととする発想さえ存在した。その種の前時代的「頑張りズム」から解放され、安楽死尊厳死も含め、闘病しなくてもいいという選択肢を選べるようになったことは大きな前進である。しかし、そこでも本人を無視した家族の意向が重視されることは残念である。 (林田力
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(2009/07/18)
林田 力

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